サイクルチェアリングにおけるチェアの条件とは

サイクルチェアリングの道具

 アウトドアチェアには様々なタイプがあります。

 それがアウトドアチェアの魅力でもありますが、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。

 「サイクルチェアリング」に適したチェアの条件についてまとめます。

 ぜひチェア選びの参考にしてくださいね。

必須の条件

 サイクルチェアリングにおけるチェア選びには安全安心に使用するために必ず満たさなければならない条件があります。

  1. 自分の体重よりもチェアの耐荷重が大きいこと
  2. 自転車に積載できること
  3. 自転車積載時に条例違反とならないこと

 初めての方には意外な盲点もあるので、一つ一つ詳しくご説明します。

自分の体重よりもチェアの耐荷重が大きいこと

 アウトドアチェアは家具と違い持ち運びを想定しています。

 そのためチェアの耐荷重が思ったより小さいことがあります。

 一般的に軽量なものほど耐荷重が低い傾向にあります。

 ただし折りたたみ時のサイズを優先している場合や安価なものに関しては、重量が比較的重たいものでも耐荷重が低いものもあるので注意が必要です。

 また、見た目や構造が似ていても製品によって耐荷重が異なる場合も多々あります。

 購入前に自分の体重よりもチェアの耐荷重が大きいことを確認してください。

 中には、軽量なのに耐荷重が大きいものも販売されています。

自転車に積載できること

 サイクルチェアリングの必須条件は自転車に積載できることです。

 過度に大きすぎたり重たすぎると自転車に積載できません。

 収納サイズ製品重量を確認してください。

 使用しているバックパックやサイドバッグがある場合は、購入前に収納時サイズを確認しておくと良いでしょう。

 キャリアに乗せる場合は、他の荷物の重量も考慮してキャリアの耐荷重も確認して下さい。

自転車積載時に条例違反とならないこと

 チェアを物理的に積載できたとしても、その積載方法が条例違反となっては意味がありません。

 特に注意しないといけないのは、チェアの収納時長さです。

 例えば東京都の場合は「積載装置から前後に30cmをこえてはみ出さないこと」「積載装置から左右に15cmをこえてはみ出さないこと」となっています。

 条例は各都道府県で異なるため全てを掲載することはできませんが、積載装置(キャリアやカゴ等)から大きくはみ出ないチェアを選んでください。

 また、日本には道路交通法とその関連法令の中で「普通自転車」と言う用語が出てきます。

 実は自転車も通れる歩道というのは、この普通自転車が対象です。

 普通自転車で定める基準の中に「幅が60cmを超えないこと」とあるため、歩道を安全に通行する観点からチェアを積載した状態で幅を60cm未満に収める配慮も必要です。

推奨する条件

 必須の条件を確認したら、次に推奨する条件についてです。

  1. 軽量
  2. コンパクト
  3. 組み立てが簡単

 サイクルチェアリングは自転車での移動があるので、なるべく軽量コンパクトなものをおすすめします。

 ざっくりとした目安ですが、座り心地を重視したタイプは1kg以下を基準にすると選びやすいです。

 携行性を重視したタイプは400g以下を基準にすると選びやすいです。

 また、サイクルチェアリングに限ったことではありませんが組み立てが簡単なチェアがおすすめです。

 購入の際に店舗で確認できるようであれば、確認しておきましょう。

 なお、ほとんどのアウトドアチェアは組み立てが簡単ですが、初めて使う場合は家で練習してから持って行くことをおすすめします。

各々の条件

 サイクルチェアリングの楽しみ方は人それぞれです。

 自由なところがサイクルチェアリングの良いところです。

 自分のスタイルにあった条件を探してみてください。

 座り心地を重視したものを選択するか・・・

 携行性を重視したものを選択するか・・・

 この項目は奥深いテーマなので別のページにまとめる予定です。

最後に

 初めての方には意外な盲点もあったのではないでしょうか。

 特に安全安心に使用するために次の条件は必ず満たしてください。

  1. 自分の体重よりもチェアの耐荷重が大きいこと
  2. 自転車に積載できること
  3. 自転車積載時に条例違反とならないこと

 良いチェアを選択して、自転車とチェアで贅沢な時間を!

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